Bike Fitting / バイクフィッティング(有料)


バイク選びで最も重要な要素は「ポジショニング」。フレームのBBを起点とし、自分の身体をどこに位置させるのか。

身体の位置「ポジショニング」がフレームの性能をどこまで引き出せるかを決定するといっても過言ではありません。

身体の隅々まで細かく計測

股下計測の様子
股下計測の様子

まずは専用の股下計測器で股下の長さを計測することから始まります。

そして競技志向のレース、ヒルクライムレース、エンデューロレース、ロングライドなど、どのような乗り方をしたいか、使用用途をお尋ねします。

レース向けのポジションとロングライド向けのポジションは大きく異なります。※1

 

※1 ロングライドは最も初心者向きです。ハンドルまでの距離は近くて高い設定となり、サドルの高さは低い設定となります。一方、競技志向のレースとなると、ハンドルまでの距離は遠くて低い設定となり、サドルの高さは高い設定となります。

 

ポジショニングの確認

フィッティングマシン(YRS店舗)
フィッティングマシン(YRS店舗)

つぎに性別、年齢、身長、股下寸法、使用用途を専用のソフトに入力し、お客様の初期ポジションを導き出します。

算出した初期ポジションを専用のフィッティングマシン※1で再現します。

初期ポジションに調整したフィッティングマシンにまたがり、サドルに対するお尻の位置を決定し、膝蓋骨の位置、大腿と下蓋の角度、上体の角度、腕の角度を確認します。

 

※1 フィッティングマシンは、サドル位置、ハンドル位置、ステムの突き出し量、ハンドル幅も380MM、400MM、420MMの3種から、クランク長も165MM〜175MMまで、2.5MM刻みで調整可能です。愛用しているサドルやハンドルがあればそれらを使ったフィッティングも可能です。

理想の数値を算出

ポジショニング(ブリヂストン提供)
ポジショニング(ブリヂストン提供)

ポジションに違和感がないことを確認し、実際の乗車フォームでペダリングを行います。その際、フィッティングマシンの負荷機能の強弱を変えたり、ハンドルポジションを変えたりしながら、より実走に近い状態を再現します。

ポジションに違和感がある場合は、フィッティングマシンを微調整して試乗する手順を繰り返します。

ポジションが決定したらフィッティングマシン各部のメモリを専用のソフトに入力し、お客様専用のポジションを確認することができます。

最適なバイク選び

フレームジオメトリー(ブリヂストン提供)
フレームジオメトリー(ブリヂストン提供)

Pro Shop YRS がお勧めするバイクフィッティングは、フィッティングマシンで導き出されたフレームジオメトリーからフレームを選ぶだけではありません。

フィッティングマシンでペダリングを行い、最大有酸素パワーを測定し、自分の脚力にあったフレームの剛性レベルを確認することもできます。

また、現状の筋力、熟練度、乗り方のクセに加え、「気持ちよくペダリングできるかどうか」「将来的にどんなライダーになりたいか」を考えながら、最適なバイクを選ぶのです。